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新鮮なラムやマトンと一緒に玉ねぎ、ピーマン、もやしなどの野菜を焼き、特製のタレに絡めて食べるジンギスカン。羊肉が持つ独特の風味を苦手とする方からも、札幌のジンギスカンだけは美味しく食べられるという声が頻繁に上がっています。特徴的なのはドーム状に作られたジンギスカン鍋の存在で、頂点に配置した羊肉から滴り落ちる肉汁を野菜と絡めて食べるのが本場・札幌流です。地元の人たちは自宅やBBQで食べることも多いというこのソウルフードは、ご飯にもビールにも相性が抜群。札幌を代表する名店の数々を、特徴と合わせてご紹介します。
札幌でジンギスカンといえばここ!ジンギスカンの有名店!


だるま
七輪でカンカンに熱された鉄鍋の上にシャキシャキのネギとタマネギが乗り、ドーム型鍋のてっぺんで羊肉を焼き上げるのが、昭和29年に札幌で創業した「だるま」が演出するジンギスカンの伝統です。
秘伝のタレと新鮮な羊肉にこだわりを持つだるまの特長は、珍しい「上肉」や「ヒレ肉」を極厚にカットして提供していること。一頭からごく僅かしか取れない希少部位とあって数量限定ですから、見つけたらすぐにオーダーしましょう。

さっぽろジンギスカン
素朴な雰囲気のカウンターが特徴的な「さっぽろジンギスカン」では、ニュージーランドから取り寄せた最高級種の羊肉を取り扱っており、羊特有の臭みを感じないと評判です。生肉のままで空輸した羊肉はジューシーで、日本人の心に訴えかけるような醤油ベースの優しい風味が料理のグレードを引き上げています。
溜まったタレをジャスミンティーで割り、締めのスープとして味わえることでも有名な、札幌を代表する名店の一つです。
シーンでジンギスカンのお店選び!札幌でジンギスカン!
ジンギスカンのお店を選ぶにも、どんなお店にするかは人それぞれですよね。
ここではシーンごとに札幌のジンギスカンのお店を探せるように記事にいたしました。自分にあったジンギスカンのお店選びをしましょう!
札幌市内
すすきの
移動が楽チン!!札幌でジンギスカンが食べれるホテルや、有名店から近いホテル!

メルキュールホテル札幌
札幌で有名なジンギスカンのチェーン店「松尾ジンギスカン」の札幌すすきの4・2店の目の前にあるホテルです。宿泊者専用フィットネスジムは滞在中何度でも利用できるので、食べ過ぎたと思ったら身体を動かして調整できます。
またランドリーサービスがあるので、ジンギスカンで匂いがついてしまった洋服を綺麗にできます。

ホテルルートイン札幌中央
成吉思汗 だるま 4.4店、松尾ジンギスカンすすきの店、さっぽろジンギスカン本店に徒歩1分で行ける位置にあるホテルです。お腹いっぱいになっても直ぐに歩いて帰れる距離ですので嬉しいですね。満員だったら一旦ホテルに帰って時間を置いてから再来店ということもできる距離です。
ジンギスカンをもっと知る!食べる前にジンギスカンのことを少しでも知っておこう!
ジンギスカンの歴史

「ジンギスカン」の由来は、人の名前?!
現在、北海道のご当地グルメとして全国的に広く知られるようになった「ジンギスカン」。日本では、日清戦争ののちに羊肉を食べる文化ができ、主に札幌地方の家庭料理、観光料理として定着したとされています。
その「ジンギスカン」、名前を聞くとモンゴル料理のように思えますが、その由来はどこにあるのでしょうか。ジンギスカンの料理名の由来には諸説ありますが、「チンギス・ハーンから由来した」という説は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
チンギス・ハーンとは、モンゴル帝国の創建者です。モンゴル帝国を率いていたチンギス・ハーンが、遠征の陣中で兵士のために作らせた料理が「ジンギスカン」という説もありますが、実際にはジンギスカンはモンゴル発祥の料理ではないため、謎が残っています。
また、日本史でも名前が残っている「源義経」がモンゴルに渡って名を変え、チンギス・ハーン(ジンギスカン)となったことに由来する、という説もあるようです。
今や、日本では多くの人が料理名として耳にしたことのある「ジンギスカン」には、未知に溢れた歴史があるようです。そんな歴史を想像しながらジンギスカンを食べてみると、一味、二味違った味わいになるかもしれませんね!

ジンギスカンが北海道で広まったわけ
羊肉自体が日本で食べられ始めたのは、大正時代だと言われています。大正時代に満州に出向いた日本人が、現地で羊肉を食べている習慣を見て日本に持ち帰ったという説があるそうです。ジンギスカンという料理が発祥したのもこの頃だと言われていますが、ご当地グルメの代表格になるほどに北海道・札幌でジンギスカンが広まったのはなぜでしょうか。それは、北海道では羊肉が手に入りやすかったことや、羊肉とともに焼いて食べる野菜も豊富に収穫できるためではないかと言われています。札幌以外でもジンギスカンを食べることはできますが、北海道産の新鮮な羊肉と野菜で食べるジンギスカンは、一味違うことでしょう。
ジンギスカンの種類と肉の部位について

ジンギスカンは意外と外国産の輸入肉を使っている?
北海道・札幌のご当地グルメの「ジンギスカン」。ジンギスカンに使われている羊肉は、実はほとんどのものが外国産の輸入肉だそうです。国内産の羊肉はとても希少なものであり、北海道では士別や焼尻が産地として有名です。国内産の羊肉は希少であるので、価格も高価なものが多く、一般的にはスーパーなどには流通していません。

「ラム肉」と「マトン肉」の違いは?
ジンギスカンをお店で食べるとき、メニューを見ると「ラム」「マトン」という文字が並んでいるのを見たことがあるでしょうか。「ラム」と「マトン」は品種の違いではなく、生まれてからの年数によって呼び方が変わるのだそうです。
呼び方は国によって多少違いがあるようですが、一般的に「ラム」は生まれてから1年未満の子羊から取れた肉のことを指します。また、「マトン」は生まれてから1年以上が経った、成羊から取れた肉のことを指します。ラムは肉質が柔らかく、独特の臭みが少ないのが特徴です。ジンギスカンを初めて食べる方は、ラムが食べやすいと感じることも多いそうです。対してマトンはラムに比べてコクや旨味が強く、脂肪が多いのが特徴です。
老舗店のジンギスカンを、家庭でも
札幌で有名な老舗のジンギスカンのお店「松尾ジンギスカン」の料理をご自宅で食べることができます。食べ比べセットや鍋とセットになっているものもあるので、自宅にいながら札幌のジンギスカンを楽しむことができます。札幌に行くのは大変だけど、本場の味を楽しみたい方にはピッタリの商品です!
《松尾ジンギスカン公式》送料無料!たべくらべセットA 冷凍 [ジンギスカン セット]
札幌のジンギスカンの人気チェーン店「松尾ジンギスカン」のジンギスカンを、家庭でも手軽に楽しむことができます。
【鍋付】本格ジンギスカン鍋セットA(マトン二種) 冷凍
こちらのセットは、北海道のジンギスカンのチェーン店、「松尾ジンギスカン」が販売しています。味付けのジンギスカンのほか、簡易ジンギスカン鍋がついたお得なセットです。
ジンギスカン鍋を紹介
ジンギスカンは、専用の「ジンギスカン鍋」を用いて焼くのが一般的です。ジンギスカン鍋は、真ん中部分が盛り上がった形状になっていて、肉の余分な油が溝に沿って下に流れます。その旨味が凝縮された油が溜まった鍋のふち部分に野菜を並べ、旨味を染み込ませながら焼き上げるのが美味しい食べ方です。

本格的な「ジンギスカン」を自宅の鉄板で再現しよう!
ご当地グルメのジンギスカンを焼く王道の方法といえば、ジンギスカン専用鍋を使用する方法ですね。自宅で使う際には、テーブルの上にガスコンロを置き、その上に専用鍋をのせて作ります。野外のキャンプなどで使用する時には、バーベキューコンロや七輪にのせて作ることもできます。
ジンギスカン専用鍋には「山」と「溝」と呼ばれる部分があります。中央の「山」で羊肉を焼き、まわりの「溝」で野菜を蒸し焼きにします。山で焼いた肉汁が溝におちて、お野菜に旨みがプラスされるんですよ!それでは、詳しく焼き方をご説明いたしまので、鉄板をイメージしながら読み進めてくださいね。
①ジンギスカン専用鍋を熱して、もやし・キャベツ・玉ねぎなどのお野菜を溝に敷き詰める。
②山に羊肉を広げ、焼きすぎないように注意しながら様子を見ます。
③羊肉のまわりが白く色づいてきたら裏返し、さっと裏面を焼きます。
④羊肉の漬けダレを溝の野菜にまわしかけ、山から零れ落ちる肉汁の旨みと調和させたら完成です。
ちなみに、ジンギスカンの〆は、うどんがおすすめです。溝にゆでうどんを入れてタレを絡め、きつね色になったら食べごろです。焦げやすいので、ゆっくり弱火で温めてください。
札幌名物!?ジンギスカンキャラメル!
相反する食材同士のマリアージュは賛否両論を集めますが、札幌市内でその的となっているのが「ジンギスカンキャラメル」です。原材料に羊肉こそ使われていませんが、ネギやニンニクが混ざったような香りはまさにジンギスカンそのもの。
キャラメルとの調和が取れるとはお世辞にも思えないような商品ですが、その存在を知ってしまったが最後、試さずにはいられないのが人間の性というものでしょう。手頃なお土産としても、お取り寄せグルメとしても楽しめる話題作です。

「ジンギスカンキャラメル」なるものが存在するって…!?
ジンギスカンはご存知の通り、羊肉を焼いて食べるご当地グルメです。北海道のご当地グルメでも独特の存在感を誇るジンギスカンは、お酒にもご飯にもぴったりですよね。
そんなジンギスカンの関連ワードで「ジンギスカンキャラメル」なるものがあります。ジンギスカンとキャラメル、どう捉えても関連性が少なそうな食べ物同士ですが、一体どういうことなのでしょう?
実は、「ジンギスカンキャラメル」という食べ物が存在するのだそうです!北海道のご当地グルメであるジンギスカンの知名度を利用したお土産だそうで、その珍しさとインパクトで購入していく観光客の方もいるのだとか。その味は、まさに「ジンギスカン」。甘いキャラメルを想像すると、正反対の味わいに驚いてしまいそうです。北海道のおみやげ屋さんや、道外でも面白い雑貨を取り扱うお店などで取り扱っていることもあるようです。
札幌グルメフーズ ジンギスカンキャラメル 18粒×10個
ジンギスカンキャラメルは、ネットからも注文することができます。一度自分で味を確かめてみたい!という方は、自己責任でお試しください。ゲームの景品などにしても面白そうです。